🐶【夏の犬の体調管理】急にお腹を壊す原因とその対策とは?
健康 梅雨から夏にかけて急にお腹を壊す原因は?
梅雨から夏にかけて、急に体調を崩してしまうワンちゃんが増えます。
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下痢や嘔吐…
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ひどいと血便まで…
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でも「いつもと同じご飯」「特別なことはしていない」
そんな経験、ありませんか?
実はちょっとしたことがきっかけで、体調を大きく崩してしまうことがあるんです。
🌀気候と体調:犬にとっての“夏の落とし穴”
近年の日本の夏は異常です。春や秋が短く、急激な温度変化が犬の体に大きな負担をかけています。
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35℃を超える日が連続
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室内は冷房、屋外は高温
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気温差で自律神経も乱れやすい
犬は自分で快適な場所を探し、冷たい床にお腹をつけて寝たり、冷風が来る場所に陣取ったりします。これは、熱中症対策としての本能的な行動です。
しかし、そこに思わぬ“落とし穴”があります。
🧫常在菌と腸内環境:冷えが悪玉菌を目覚めさせる!?
犬の腸内には多種多様な常在菌が住んでおり、バランスをとりながら共存しています。
しかし、次のような行動がバランスを崩す原因になります。
❄️よくある行動
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冷たいお水・氷を与える
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保冷剤やクーラーの風でお腹を冷やす
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お腹を床に直接つけて寝る
🧬犬の体温と腸内菌の関係
種類 | 平均体温 |
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人間 | 35〜37℃ |
犬 | 38〜39℃ |
犬の腸内は高体温環境に適応しているため、常在菌は通常はおとなしくしています。
しかし、冷たい水や冷風で腸の温度が1〜2℃下がると…
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今まで共存していた菌が異常繁殖
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悪玉菌化して腸内で暴れ出す
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結果として、下痢・嘔吐・血便へとつながる
💡体験談:よかれと思ったことが逆効果に…
私もそのことを知らずに、大切な愛犬を2週間以上血便にしてしまったことがあります。
お散歩時、氷を入れた冷たいお水をこまめに与えていました。最初は便が緩くなり、その後は嘔吐。すぐに病院へ行きました。
良くなったと思って同じことを繰り返したら、次は2週間も血便が止まらず…
【良かれと思ってやったこと】が、愛犬のお腹の不調の原因になっていたのです。
✅夏に気をつけたい体調管理のポイント
🌡体温管理
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急激な冷えは腸に悪影響
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クーラーの風は直接お腹に当てないように工夫を
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保冷剤の使いすぎも注意
🧣お腹の保温
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冷えが気になる子には薄手の腹巻きがオススメ
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夜間やクーラー中は特に有効
🥤お水の温度
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冷たいお水や氷水ではなく、常温の水が理想
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冷蔵庫で冷やした水も避けて
🥗腸内環境のサポート
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**発酵食品(納豆・甘酒・乳酸菌)**で腸内菌のバランスを整える
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食物繊維の多い野菜(さつまいも、キャベツなど)も適量で
🧘♀️まとめ:ほんの少しの「温度管理」で防げる不調
夏は熱中症だけでなく、“冷えすぎ”による腸の不調にも注意が必要です。
ほんの少し気を配ることで、ワンちゃんが元気に夏を過ごせます。
「いつもと同じことしてるのに…」ではなく、
「ちょっと気をつけてあげよう」で、大切な体調を守ってあげましょう!
🐾この夏、できることから始めよう!
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お散歩前に水の温度チェック
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クーラーの風の向きチェック
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腹巻き導入!
愛犬の腸と体温を守って、元気に夏を乗り切りましょう!