【犬の健康管理】ノミ・ダニ・フィラリアの駆虫薬に潜む本当のお話
〜愛犬を守るために知っておきたい真実〜
こんにちは。
今日は「ノミ」「ダニ」「蚊」による感染症と、それを防ぐために使われている**駆虫薬(予防薬)**について、
少し怖いけれど、とても大切な“本当のお話”をしたいと思います。
■ なぜ毎年「フィラリア予防」をするの?
毎年5月頃になると、「フィラリア予防を始めましょう」というお知らせを病院で聞く季節になります。
フィラリア症(犬糸状虫症)は、蚊を介して感染する病気で、放置すると心臓や肺に寄生して命に関わることもあります。
日本では、蚊の活動が始まる春〜秋にかけて、ほとんどの飼い主さんがフィラリア薬を与えています。
同時に、近年はノミ・マダニによる被害も深刻化しており、人への感染(SFTSなど)も報告されています。
■ 駆虫薬にはいろんなタイプがある
現在、動物病院で処方される主な駆虫薬には次のようなタイプがあります。
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食べるタイプ(チュアブルや錠剤)
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スポットタイプ(背中の皮膚に垂らす液体)
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スプレータイプ(忌避剤として使う)
この中で、**「食べるタイプ」**の駆虫薬について特に知っておいてほしいことがあります。
■ 食べるタイプの薬は「虫除け」ではない!
多くの飼い主さんが「薬を飲ませているから虫が寄ってこない」と思いがちですが、
実はこれは大きな誤解なんです。
経口タイプの駆虫薬は、「虫を寄せつけない忌避剤」ではありません。
仕組みとしては以下のようになっています。
ノミやダニが犬の血を吸う → 薬成分を含んだ血を吸った虫が死ぬ。
つまり、虫が犬の血を吸った時点で、すでに咬まれているのです。
そして、その血液によって虫が死ぬということは、
犬の体の中で「虫が死ぬほどの化学物質」が循環しているということでもあります。
■ マダニウイルス感染のリスク
特にマダニは恐ろしく、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)ウイルスなど、
人にも致死的な感染症を媒介します。
ある獣医師の先生はこう話しています。
「マダニが犬の血を吸っている間に、すでにウイルスが体内に入ってしまう。
たとえその後にマダニが死んでも、感染は防げません。」
つまり、「虫が死ぬ=感染を防げる」わけではなく、
体内に入るタイミングの方が早いということなのです。
■ 駆虫薬による副作用と体への影響
アメリカのホリスティック獣医師の間では、
「ノミ・ダニ・蚊の経口駆虫薬は神経毒性を持ち、
神経疾患や肝機能障害のリスクがある」と警告する声も増えています。
実際、私のサロンに来ていた4歳のワンちゃんは、
経口タイプの駆虫薬を飲ませた後に肝炎を発症し、
肝臓の数値が急上昇した例もありました。
薬害は、もともと弱っている臓器に出やすい傾向があります。
・肝臓に負担が出る子
・皮膚にアレルギーとして出る子
・神経過敏や行動変化として出る子
など、その反応はさまざまです。
■ フィラリア薬だけを選ぶという選択肢
すべての薬が悪いわけではありません。
フィラリア予防薬の中には、1日だけ作用して体外に排出されるタイプもあります。
(※イベルメクチン系など)
そのような薬は比較的安全性が高く、
必要最小限のケアとして使用を検討しても良いでしょう。
■ なるべく自然に、安心して防ぐには?
虫の被害を防ぐためにできるナチュラルケアもたくさんあります。
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散歩前に天然ハーブの忌避スプレーを使う(レモングラス、ニーム、シトロネラなど)
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帰宅後にブラッシングでチェックする
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草むら・湿地を避ける
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室内環境を清潔に保つ(ノミの卵は床に落ちる)
これらを習慣にするだけでも、薬を減らして健康を守ることができます。
■ まとめ:薬を「選ぶ力」を持つことが、最大の予防
獣医師の言うことを鵜呑みにするのではなく、
「この薬は何のために、どんな作用で効くのか?」を知ることが、
本当の意味での愛犬の健康管理です。
命を守るために使うお薬が、
逆に健康を害してしまうことがある――
この事実を知ることが、愛犬を守る第一歩になります。
💚 ドッグスキャンセラピー・ペッロボニートサロンでは
愛犬の体質に合わせた未病予防・ホリスティックケアの相談を承っています。
ナチュラルな虫除け対策、肝臓ケア、食事改善など、
「なるべく薬に頼らない健康管理」を一緒に考えましょう。