犬の健康【奇跡の回復ストーリー】肥満細胞腫と闘った琴子ちゃんの2年8ヶ月の記録
〜お薬だけに頼らない、もうひとつの選択〜
こんにちは。
ドッグスキャンセラピー「ペッロボニート」です🌿
今日は、ミックス犬の**琴子ちゃん(12歳8ヶ月)**のお話をお届けします。
10歳のお誕生日の健康診断で「肥満細胞腫」と診断されてから、2年8ヶ月。
断脚を勧められ、抗がん剤とステロイド治療に苦しみながらも、ママさんと二人三脚で乗り越えてきた奇跡の記録です。
🏥 断脚を勧められた“絶望”からのスタート
最初に大学病院で下された診断は「断脚しか助からない」。
説明も少なく、相談にも乗ってもらえず、モルモットのように決めつけられた診断にママさんはショックを受けました。
でも、琴子ちゃんの性格や生活を考えたとき、
「脚を切ることが幸せとは思えない。出来る限り自分たちで出来ることをしたい」
そう決意したのです。
その後、4つの病院をまわり、ようやく今の獣医さんに出会いました。
ママさんはそこで強く感じたそうです。
「獣医が4人いれば、4人とも治療方針が違う。」
「自分の考えや愛犬に合う先生を見つけることが、本当に大事。」
この言葉には、多くの飼い主さんが共感するのではないでしょうか?
愛犬が病気になると、私たち飼い主はとても不安になります。
飼い主さんが安心して相談出来て、病気のことや治療方針を納得のいくまで説明してくれる獣医の先生は必ずいらっしゃると思います。
治療方針は1つではありません。
愛犬に合った治療法を探していきたいですね。
💊 抗がん剤とステロイドの副作用
治療は「抗がん剤+ステロイド」。
最初の頃は副作用が強く、脚がふらつき、水をがぶ飲み。
とても怠そうで、目もうつろな状態でした。
血液検査でも「腎臓の数値上昇と貧血」が見られ、身体への負担は明らかでした。
お散歩も行きたがらない。
どんどん元気がなくなっていく琴子ちゃんをとても心配されていました。
🌿 ドッグスキャンセラピーの導入
その頃から、ペッロボニートに週1〜2回のペースで通ってくださいました。
目的は「薬のデトックスと内臓バランスの調整」。
最初の頃は、サロンに来ていても怠そうにしていて辛そうでした。
1ヶ月後くらいからは、少しづつおやつをおねだりする位まで元気になってきました。身体が楽になったと琴子ちゃん自身が変化を教えてくれました。
ドッグスキャンセラピーは医療行為ではありませんが、
身体の波動バランスを整えることで、自然治癒力を高めるサポートを目的としています。
📊 3ヶ月後の変化
通い始めて3ヶ月後、血液検査の結果が驚くほど改善しました。
-
腎臓:正常値に回復
-
貧血:わずかに高めながらも、ほぼ正常値
そして半年後には──
ゲンコツ大の腫瘍が、ビー玉ほどの大きさにまで縮小!
💫 減薬への挑戦と医師との対話
10ヶ月が経ち、症状が落ち着いてきた頃。
ママさんは先生にこう尋ねました。
「お薬を少し減らしてみるのはどうでしょうか?」
しかし、先生の答えは
「お薬が効いているから、この結果が出ている。減薬は難しいです。」
それでもママさんは、琴子ちゃんの体調を見ながら自己判断で減薬を始めました。
毎日→2日に1回の半量へ。
定期検診で減薬したことを伝えた時、先生はとてもムッとしたお顔をされたそうです。
でも1ヶ月後の、血液検査の結果は──
すべて正常値のまま。
癌の腫瘍の大きさは変わらず
数値にも変化は無く
先生は驚きつつも、「このまま様子を見ましょう」と了承されたそうです。
🌸 その後の経過と断薬までの道のり
それから10ヶ月。
血液数値も腫瘍の大きさもずっと安定。
3日に1度→5日に1度と、ゆっくり減薬を続けました。
2年半以上経った今も──
🐾 食欲あり
🐾 体重変化は±800g以内
🐾 そして血液検査はすべて正常値
✨🌿 ドッグスキャンセラピーとの併用ケア(月に2度程度)
ペッロボニートでは、 お薬による臓器への負担を軽くするため、 デトックスと内臓調整を中心に施術を続けてきました。
お薬を減らしても、腎臓・肝臓・貧血などの数値はまったく問題なし。
むしろ、健康な子と比べても理想的な結果が続いています。
獣医の先生もこうおっしゃったそうです。
「年齢から見ても、病気じゃない子と比べても、こんなに良い数値は珍しい…」
そして、ついに先生からこんな言葉が。
「5日に1度だと、お薬の意味がありません。
琴子ちゃんの場合、状態が安定しているのでお薬をやめてみましょう。」
現在、断薬から2ヶ月。
血液検査はすべて正常値、腫瘍の大きさも変わらず。
お薬を止めた今は、ドッグスキャンセラピーには週1回通っていただき、
体内のバランス維持とデトックスを続けています。
飼い主さんにとっては、大きな決断だと思います。
獣医の先生にリスクについても、しっかりと相談してから決めることをお勧めします。
🕊️ “奇跡”は特別なことじゃない
もちろん、すべての犬が同じ経過をたどるわけではありません。
でも、この記録は「こんなケースもある」という希望のひとつです。
お薬だけに頼らず、
体が本来持つ回復力を信じてあげること。
その小さな一歩が、大きな変化を生むことがあります。
私が個人的に思っていることは、
西洋医学はとても必要なもので、症状が出ている時にはお薬はとても効果があると思います。
でもそれと同時にお薬の弊害もあります。お薬の体にかかる負担を減らすことを同時にしてあげることが病気と戦う上で大切なことだと思います。
💌 飼い主さんへのメッセージ
今、犬の死因の約50%が「癌」と言われています。
愛犬が病気と向き合う中で、
「何を信じたらいいのかわからない」と感じている飼い主さんも多いと思います。
でも、
「お薬や病院だけじゃない選択肢がある」
ということを、琴子ちゃんとママさんが教えてくれました。
🐾 最後に
来年2月、13歳を迎える琴子ちゃん。
今も元気に食欲旺盛、体重も安定しています。
「出来ることを、出来るだけやってあげたい」
そのママさんの想いが、琴子ちゃんの体と心を支えてきました。
このブログが、
同じように悩んでいる飼い主さんにとっての“希望の光”になりますように🌈

