Column:愛犬ライフ犬の健康 | 2025.05.23

【保存版】狂犬病ワクチン接種前後に気をつけたいこと ~接種のタイミングと優しいケアで、愛犬の負担を最小限に~

こんにちは😀

毎年の恒例になっている「狂犬病ワクチン接種」。
みなさんはどんなふうにスケジュールを組んでいますか?

「市の案内が来たから」「春になったから」──
もちろん、それも間違いではありません。

でも、ワンちゃんの体と心のコンディションを少しだけ意識することで、
接種による負担をぐっと減らしてあげることができます。

今回は、接種前のチェックポイントと接種後のやさしいサポートを
ひとつの記事にまとめました。

ぜひ春のワクチンシーズンに役立ててくださいね🐶🌿

 
 



✅ 狂犬病ワクチン「接種前」に気をつけたいこと

 

1. ワクチンは“元気な日”に受けよう

ワクチン接種は健康な状態のときに受けるのが鉄則。
以下のような体調の変化があるときは、無理せず延期を検討しましょう。

  • 食欲がない

  • 元気がない

  • 排便がゆるい

  • なんとなく「いつもと違う」と感じる

心配なときは、かかりつけの獣医さんに相談してください。





2. 他の予防薬やワクチンとの「間隔」に注意

狂犬病ワクチンの前後には、次のような薬・注射とのタイミングをずらす必要があります。

  • フィラリア予防薬

  • 混合ワクチン(5種・7種など)

目安は2〜4週間の間隔

  • 理由1:副反応を見極めやすくするため → どちらのワクチンに反応が出たのかを明確にするため、同時接種は避けた方が安心です。

  • 理由2:免疫システムへの負担を軽減 → ワクチンは体に「病気の情報を覚えさせる」ものなので、連続で打つと免疫系に負担がかかりやすくなります。

  • 理由3:効果的な免疫形成のため → 体が一つのワクチンにしっかり反応してから次のワクチンを打つ方が、抗体の形成が安定しやすいです。


接種カレンダーを上手に調整して、愛犬に無理がないようにしてあげましょう。





✅ 「接種後」にしてあげたいこと

 

1. アレルギー反応のチェック

 

ごくまれに、次のような副反応が出ることがあります:

  • 嘔吐

  • 顔の腫れ

  • 呼吸が荒くなる

  • ぐったりする

💡接種後15〜30分は病院や駐車場で様子を見守るのがおすすめ。
すぐに対応できるようにしておきましょう。





2. 安静に過ごそう

 

ワクチン接種後は、体内で免疫反応が起きています。
激しい運動は控え、リラックスできる時間をたっぷり取りましょう。

  • 散歩は短めに

  • シャンプーは翌日以降に

  • 無理な遊びは避けて

おうちでのんびり過ごせるよう、静かな空間を整えてあげてくださいね。





3. デトックスを助ける食材とハーブ

 

🍴 食べ物で優しくサポート

接種後は、肝臓や腎臓が解毒をがんばっています。
以下のようなデトックスを助ける食材を少しずつ取り入れるのも◎:

食材 特徴・効果
ごぼう 食物繊維で腸内環境を整える
大根 消化酵素が豊富で老廃物の排出を促す
ブロッコリー 抗酸化作用が高く肝臓の働きを助ける
クレソン 利尿作用で腎臓をサポート
かぼちゃ ビタミンE豊富で肝臓の抗酸化に◎
亜麻仁油/ココナッツオイル 抗炎症・脂溶性毒素の排出を助ける

※初めての食材は少量から。持病や服薬中の場合は、獣医師とご相談ください。





🌿 ナチュラルなハーブケア

ワクチン後のケアに使える犬用ハーブもあります。

ハーブ 効果・ポイント
ミルクシスル(マリアアザミ) 肝臓の修復と再生を助ける定番ハーブ
ダンデライオン(タンポポの根) 肝臓・腎臓のデトックスを促進
ネトル(イラクサ) 血液浄化・老廃物排出のサポートに
カモミール 精神を落ち着かせ、過敏反応を緩和

※体質により合わない場合もありますので、慎重に使いましょう。





💊 ホメオパシーでのサポート(自然療法)

自然療法としてホメオパシーのレメディを取り入れる方も増えています。

レメディ 用途
Thuja(スーヤ) ワクチン後の全身反応に最も使われるレメディ
Silicea(シリカ) ワクチンの毒素排出を助ける
Nux Vomica(ナックス・ボミカ) 肝臓の解毒・ストレス反応の緩和に
Belladonna(ベラドンナ) 発熱・炎症・攻撃性などに対応

※専門知識が必要なため、信頼できるホメオパスや獣医師の指導のもとで使用してください。





🏡 おうちでできる、ちょっとした心がけ

  • ドッグランやにぎやかな場所は数日間控える

  • ゆっくり眠れる環境を整える

  • 水分をしっかりとらせる

  • スキンシップを通じて体調や気持ちの変化を見守る

「なんとなく元気がない」「いつもと違う気がする」
そんな小さな変化を見逃さないことが、一番のケアになります。

👉1ポイントアドバイス

狂犬病のワクチンを打ったワンちゃんは、気性が荒くなることもあります。
ドッグランでの事故が起こりやすいのもこの時期。

いつもは大人しいワンちゃんなのにケンカしてしまった・・・なんてことも起こりやすいんです。飼い主さんはお散歩の時はいつもより注意してあげてくださいね。





📝 最後に:毎年のワクチンが、やさしい思い出になりますように

狂犬病ワクチンは義務である一方、ワンちゃんにとっては大きな出来事。
だからこそ、接種の前後で少しだけ気を配ってあげることが、
飼い主さんにできる最大の思いやりかもしれません。

「できることから、無理なく、愛情を込めて。」

それだけで、ワンちゃんの心と体はずっと楽になります。

今年の春も、ワンちゃんが元気に過ごせますように🐾🌸



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